全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。吹田/摂津/千里丘で腰痛や肩こりでお困りの方はお気軽に。粒コーンです。

イエス!粒コーン!
今回はカイロプラクティック志塾で毎年続出する「パキポキ病」について記したいと思います。
不肖、粒コーンも若輩者ではあるものの、見てきた4年間で感じた新型コロナどころじゃない感染率を誇る「パキポキ病」。それに対する適切な対処法を紹介します。
パキポキ病とは?
まず最初に「パキポキ病」について語ろう。
パキポキ病とは基礎科において本格的に矯正の学習に入った途端に爆発的に拡大する病である。場合によっては不治の病と化す。

「パキポキ病」爆誕の瞬間。
引用:http://u0u0.net/oVoy
合言葉は「鳴りましたか?」
この「パキポキ病」がパンデミックを起こすとき、あるキーワードがラネージュに広まる。
「鳴りましたか?」
衆人環視の恐ろしさ
矯正の練習が始まるとどうしても周囲の「上達度」が気になってしまうのが人の性。
誰かが矯正の練習をするとどうしても気になってしまうのだ。「上手にできはるのかな」と。
それは自分が練習する時も例外ではありません。皆に見られているというプレッシャーは「鳴れ!頼むから鳴れ!と祈りたくなる。
大抵の場合、皆に確認されるからだ。

鳴った?どう?鳴った?
こうなると「関節が動いた」なんて二の次で「音が鳴った」かどうかばかりに意識が向く。

爆誕
この瞬間を境に橋爪塾長が最も注意・警戒をしている「フォース・テクニック」に向けての行進が始まるのである。
「鳴る」を前提にする怖さ
矯正における本来の目的、それは「固定した関節に可動性を取り戻す」事である。その為にカイロプラクターは日々頑張る。
- 対象となる関節を正しく導き
- 最も力が集約されるポジションにドクター・患者共に収まる
- 最後に「動くきっかけ」を与える
ざっくり言えばこれが関節矯正の全て。この流れを完璧にこなせば見ている側が溜息でるくらいに「美しい」流れが生まれる。
「見ているだけで楽しい」レベルなのだ。
そして「鳴る」という事に拘り出すと、この全てが崩れ出す。「鳴らす為の矯正」へとシフトチェンジが起こるからである。
鳴らせる為の矯正
鳴らせる為の矯正は見ていてすぐわかる。患者さんの姿勢がとても不自然なのだ。
- 強過ぎる絞り
- 明らかに「変な捻じれ」
- 辛そうな先生の姿勢
「見ていて楽しくない」のである。
受けてる患者さんはもっと悲惨で「ギリギリギリ・・・」と擬音が聞こえてきそうな絞りを味わっている。
頭の中は「最密位(絞れた状態)」を探る事ではなく「鳴るか・鳴らないか」で一杯なのだ。
音が厄介な理由
矯正が「鳴ったら正解」だったらこれ程に楽な事は無い。だが現実は違う。
- 正解の時:多くは綺麗な乾燥音が鳴る
- 不正解の時:多くは濁った濁音が鳴る
なんと、正解でも不正解でも音は鳴るのだ。だから「鳴らせる事から入る」のは危ない。
最初に「鳴らせる為の矯正」で感覚を養うと、自分が行き詰まった時に戻るのが「そこ」なのだから。
なるべく「あ、これで十分なんだ」とどれだけ弱い力で綺麗な矯正が可能になるのかを探る事から始めよう。
矯正で学ぶべきもの
美しい矯正を学ぶ際に「スラスト」以上に大切になってくる要素がこれだ!
- 手順
- DP(ドクターのポジション)
- PP(ペイシェントのポジション)
- コンタクトの感覚
- 正しい絞りの角度
- 関節ロックの感覚
良く「スラスト角度が大事」と言われるが、上記がしっかりできた場合「角度は1つしか残らない」という感動の事実に辿り着く。
段取りを済ませた時点で「カッチリ」とはまってしまうので角度調整は不要となるのである。後はスラストを待つのみ。
狙っている関節に上下左右の圧が集まり「点」で締まる感覚、これを探し求めよう。
施術する側も、される側も「完全にそこきてますよね」というこの感覚。
それを「唯一の正解」として身体に染み付けてもらいたいのである。