全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。吹田/摂津/千里丘で腰痛や肩こりでお困りの方はお気軽にどうぞ、粒コーンです。

私なんです。
今回は「言葉を曖昧にしない」という点についてのシェアです。これは超大事なので頭の片隅に置いておいて下さい。
言葉が大事にされない時代
今はもう言葉が本当に大事にされていません。「粗末」にされています。日本語は世界で最も美しい言語として知られていますが、その美しさを誤った使い方をしている様な気がしています。
言葉を大事にするという事
「言葉を大事にする」とは早い話が「曖昧にしない」という事です。患者さんは素人さんなので言葉を幾ら曖昧にしても許されます。だって素人さんなのですから。
素人さんならどうして許されるのか?
それは「無知」だからです。「素人=無知」であり、だからこそ「専門家=博識」を頼るのです。「不足知を補う為にお金という対価を払う」のです。
ちなみに「無知」の反対は「有知」と思った人いますか?私は思いました。キーボードで「ゆうち」と入力しても出てこないので「おいおい、頼むぜパソコンさんよ」と本気で思いました。そんなもんです。
ビジネスの方程式
今も昔も変わらない真実。人がお金を払うのは「自分が持っていない物を補う為」です。あるいは「補う為の手間(主に時間)を省く為」です。
- 飲食なら「レシピ」「後片付け」「準備」など
- 家電購入なら「知識」と「技術」と「手間」です。
- 手技療法なら「知識」と「技術」です。
早い話が「自分でできるならするがな」という話です。「自分ではできない・できても手間が掛かりすぎる」からお金で解決をします。
ちなみに、、私達の身近に「手間やけどするがな」の代表格がいます。貴方はそれをご存じですか?

私、これ自分で作りました。安いから。
そうです。我らが橋爪塾長です。

誰がこれを手作りするよ?※写真は本家のもの。
正規で購入したら400,000円オーバーのこの1式を150,000円で作る男。それが我らが塾長です。
「そんなんできません」となる私達は塾長から購入します。そういう事です。
「できない人」が「できる人」から提供を受ける。その代価としてお金を支払う。それがビジネスです。
「できない人」に乗っかる人が増殖中
今の時代は「無知の患者さん」の「無知」にマウントを取る「無知な専門家」が増えています。つまり「多少適当な事を言ってもわからんだろ」という認識で畳みかけてくるのです。
- 自然治癒力が~
- 免疫が~
- 巡りがぁ~
素人さんは「何だか良くわからんが専門家が言うからそうなんだろう」と何となく納得をします。こうなると「曖昧×曖昧=意味不明」の連鎖です。ぷよぷよの16連鎖どころではありません。
そして、日本中でこの曖昧パンデミックが生じています。「歪み」なんてキーワードは正にその代表格です。
- 膝が高いでしょう~
- 肩が上がってるでしょう~
- 壁と腰の間に掌が入るでしょう~
「無知」である患者さんは「だから何やねん」と聞き返す事もなく「わぁ~本当だぁ~」と自ら先生の「曖昧定義」に身を委ねます。こうなると「ドップリ」です。
改善するなら良いのですが、多くの人は引っ張られます。
ビジネスモデルとしてはとても優秀で安パイですが、施術家としては三下どころではありません。
「無知×無知=カオス」
自分を「専門家=博識」として頼ってくる患者さんの期待を裏切らない様にして下さい。その期待にいつ・いかなる時も応える事が出来るように常に「博識の果て」を目指して突き進みましょう。
これは「専門家」としての最低限の義務です。「これで十分だ」なんて医学に関しては絶対に言うべきではありません。
言葉を大切に、博識者としての振る舞いを
患者さんは「無知」を補うために私達を頼ります。その期待に応えるのが我々の仕事です。
- 具体的な言葉で答えましょう。
- 曖昧という名の霧を晴らしてあげましょう
- 道を開き導いてあげましょう
私達は健康に至る道の「ガイド」として雇われました。一部タクシーの運ちゃんみたいに「安全に遠回り」なんて姑息な事は止めましょう。患者さんから寄せられる信頼を裏切る行為は止めましょう。
安全かつ負担の少ない最短ルートをガイドしましょう。
文字にするととても真面目で固い内容となりました。でも忘れないでください。
これ、全部当たり前の事ですよ
これが「当たり前じゃない」から手技療法の業界はおかしくなっているのです。
当たり前の事を当たり前にこなしましょう。それだけで貴方の院は「地域に根差す院」となります。
【番外編】説明は簡潔に、理解は奥深く
患者さんへの説明はシンプル、簡潔で問題ありません。上記の「歪みがあるから」という説明でも十分です。但し、それは対患者さん用の説明だからです。
- わかりやすさを優先する
- イメージし易さを優先する
- 身体に関心を持ってもらう
こういった「目的」が明確な場合はそれで良いのです。問題はこの先。
「それは何でなんですか?」
こう返された時に、しっかりと専門的な解釈を返せるかどうか。ここで理解の深さが試されます。
- 筋肉から解説するのか
- 筋膜から解説するのか
- 神経から解説するのか
どちらにせよ「曖昧」ではなく「明確・具体的な理解」があってこそ可能な説明が求められます。