海外セレブも愛用!ってこういう事
インスタグラムを活用したマーケティングのサポートを行うイギリスのHopperは2019年8月、世界的に著名なセレブリティーたちによるインスタグラムでの宣伝の一回当たりの報酬について情報を発信した。
・カイリー・ジェンナー(モデル/女優):フォロワー数1億5000万人 120万USドル(約1億3000万円)
・クリスティアーノ・ロナウド(サッカー選手):フォロワー数1億9000万人 97万USドル(約1億円)
・ビヨンセ(歌手):1億3400万人 78万USドル(約8500万円)
有名人の日常が垣間見えるSNSはファンにとって貴重な情報源だが、その中には上記のような巨額の報酬を受け取って投稿されたものもある。セレブリティーが商品に一言『グレイト!』と添えて投稿すれば、世間はそれに注目する。
これは何も「インスタグラム」に限った話ではない。ただ時代のトレンドがインスタグラムだというだけの話。
なのにも関わらず、多くの日本人は本当にこう言う。
- TVは宣伝って知ってるもん
- 雑誌のは広告なんでしょ!
- でも、インスタグラムは個人だから!
この「インスタグラムは」の部分が時代によって変わり続けた日本である。
この解決はあるのか?
まぁない。
「消費者が賢くなるしかない」というのが定番の答えだが、日本は世界で最も「自主性の無い国民」と呼ばれる国である。自立したくないのだ。
- 皆と一緒がいい
- 誰かに太鼓判を押して欲しい
- 出遅れてたまるか
この何とも言い様の無い「横並び意識」と「取り残され拒否」の気持ちが日本人を消費へと走らせる。
- 行列の所こそ名店
- 有名人が来てるから名店
- TVや雑誌に出たからこそ名店
この前提が覆る事はまずなく、一方で商売する側は「こうすりゃ来るんだろ」とそれに対応した広告を打つ。
- 行列はサクラ、回転率・開店時間調整で作り出す
- 来店取材を受け入れる
- 雑誌なら取材風記事、街ブラなら取材受け入れ
全てお金で解決するのだ。つまりは「先行投資」である。何だか狐とタヌキの化かし合いみたいな展開である。
漢字変換で思いがけずでた
「化かし合い」と打とうとしたら「馬鹿し合い」という変換になった。おぉそれも面白いと思った。