全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。摂津/吹田/千里丘でヘルニアや坐骨神経痛でお困りの方はお気軽にどうぞ、粒コーンです。
今回の小ネタは「筋委縮のメカニズム」についてです。元ネタは加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)の解明を目指した論文です。
加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)
- 加齢に伴う現象
- 筋肉量の低下
- 筋力の低下
これだけ見てたら更年期障害と同じで「生理現象」じゃないのかと言いたくなる。なお、サルコペニアの発症メカニズムは現在も「未解明」です。
サルコペニアの問題点
- QOL(生活の質)の低下
- ADL(日常生活動作)の低下
- 結果的に起こる転倒等
要は日常動作が不自由となり、転倒リスクが高まり、実際に転倒すると骨折などに繋がり、なし崩し的に生活力が失われていくというドミノ現象の「始まり」となる事がリスクなのだ。
論文中では「筋肉量の低下→基礎代謝の低下→メタボリックシンドロームの増加」まで心配していた。それは言い過ぎちゃうか。
筋肉の特徴
- 30歳をピークに毎年5%程度の減少が見られる
- 60歳で減少率が加速を見せる
骨格筋萎縮の条件
- 不活動:安静、ギブス
- 無重力:宇宙空間
- 徐神経:
- 低栄養:
- 疾病:糖尿病・癌・エイズ等
全ての筋委縮に共通しているのは「筋タンパク質の合成と分解のアンバランス」つまりは「分解過多による筋繊維の萎縮と減少」という事になる。
不活動萎縮の特徴
- 筋繊維数には変化が無い
- 遅筋繊維の萎縮が著しい
- 筋繊維組成が速筋化する
サルコペニアの特徴
- 筋繊維数が低下
- 速筋繊維の萎縮が著しい
- 筋繊維組成が遅筋化する
サルコペニアで見られる現象とは少し異なるので、サルコペニアの場合はホルモンバランス等の変化も関わっている可能性が高い。やっぱり「加齢性の生理現象」って事じゃんよ。
高齢者のサルコペニア対策
- レジスタンストレーニング
社会でも「予防」と称して様々な取り組みがされているが、現実は結構厳しい
- 筋量増加
- 筋力の増加
- 筋成長因子の増加・活発化
これらは若年層に比べて高齢者の反応は低い。つまり「予防目的」の行動もまた「早い段階で開始した方が良い」という事である。頑張っても頑張っても効果が僅かとなる現実は高齢者には酷である。但し「やらないよりはマシ」
年齢が高くなるにつれて「頑張った分だけ報われない、だがやらないよりはマシ」という結構悲しい現実が待っている。
日本リハビリテーション医学会 学術集会より引用
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