【筋肉が増える仕組み】幹細胞医学の研究論文

全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。吹田/摂津/千里丘で腰痛や肩こりの方と一緒に頑張る粒コーンです。

今日は筋肉の幹細胞についての小ネタを紹介します。ネタ元はとある論文です。筋衛星細胞を含めて筋肉の肥大化に関しては解明途上です。

筋肉が増える仕組みについて

筋肉を増やす、つまり筋肉細胞の量を増やすという事についてです。まずポイントとなるキーワードが「筋衛星細胞」です。

筋衛星細胞の特徴

  • 未分化性がとても高い細胞
  • 筋繊維に紛れて眠っている※休眠細胞
  • 分裂上限は50回程度(全細胞の基本)
  • 加齢とともにその数と増殖機能低下が見られる

つまり僕らの筋肉の中には一定の「休眠細胞」がいるという事。居候がいる状態。

筋肉が肥大化する仕組み

  • 筋肉に強い負担が掛かる
  • 一定以上の負荷が掛かると休眠中の筋衛星細胞が目覚めて増殖開始
  • 目覚めた筋衛星細胞は晴れて筋繊維に仲間入り(融合)し、筋肥大が起こる。

これが「筋肥大」の仕組みであり「超回復」で起こる現象です。

超回復は50回が限度なのか?

1つの細胞が分裂できるのは50回前後。そうなると筋トレ効果が得られるのは50回までなのか?実はそうじゃない。筋衛星細胞は中々やりおる。

筋衛星細胞の動き

  • 休眠中に強い刺激を受ける
  • 目覚めて増殖開始、筋繊維に融合していく
  • 一部の細胞を再び休眠させる。※不等細胞分裂でパージする

つまり、増殖した細胞の一部を休眠させる事で常に一定の筋衛星細胞を維持しているというもの。だから筋トレ効果は基本的に50回という上限を受ける事は無い。

余談

不等分裂

  • 「分裂前と分裂後の細胞が異なる」
  • 癌細胞や造血幹細胞が起こす分裂
  • 筋衛星細胞はこちらの分裂

不等分裂については「現象」そのものは理解されているが、そのプロセスについてはまだ未解明。

等分裂

  • 「分裂前と分裂後が全く同じ細胞」
  • 多くの細胞が起こす分裂

高齢者の骨格筋

  • 筋衛星細胞の減少と分裂機能の低下
  • 増殖因子やサイトカインの分泌量低下
  • 筋再生を抑制する細胞外環境の存在
  • 筋損傷が無くても組織の変性が起こりうる

高齢者の場合は「再生力の低下」と「抑制環境の促進」によって抱え込んだ損傷を再生で補いきれなくなる。

投稿者プロフィール

Toshio Nakamura
Toshio Nakamura志塾歴は5年目
大阪府吹田市で「トシオとイクミの俊カイロプラクティック院」をしています。男塾の大豪院邪鬼と同じく「卒業せずに居座る塾生」です