全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。粒コーンです。
今回は最近読み漁っていた「ランニング」と「ウォーキング」の内容について思った事をまとめておこうと思う。「歩行分析」について読んだ本は以下のもの。読んだ後は売ったので実質数百円で読めた訳だ!
歩行分析本
一般書も色々買ってみた
感想:専門書について
再現性「0」じゃねーか
科学的に検証している割に「結論が全部バラバラ」という再現性0っぷりが凄かった。科学的根拠の基本って確か「再現性」じゃなかったっけか?
結局のところ「医学=科学」は二足歩行そのものを解明できていないという事である。それ自体がもう楽しすぎる。人間の身体には男のロマンを感じる。
とどのつまり「歩行とはこうだ!」と断言するのは私を含めて「持論でしかない」という大前提があるのだ。そこを「科学的検証した結果」なんて都合の良い言葉でごまかす専門家が多過ぎるのは困ったものだ。
何はともあれ、歩くときの筋肉の活動順序から主動筋まで科学的解釈がバラバラって相当凄い事だと思う。科学って凄いや。
感想:一般書について
何か、内容同じ本が多くねぇか

画像引用:https://ux.nu/sVDOb
これは一般書、特に教養系全般に言える事だと思うのだが、出版社とタイトルが違うだけで内容がやたら被るのだ。このウォーキング・ランニング系でも同様だった。
同じ作者が出版社を変えて量産体制に入っているだけなのである。時々見られるのが「コラボ本」という状況。ユーチューバーコラボみたい。
で、肝心の内容についてだが、、、、、、、
抽象的過ぎてわからん
一般向けだから仕方ないが、とにかく大雑把すぎる歩行分析で「何の足しにもならん」状態だった。必ず最後に「だから!俺の作った歩き方・走り方がいいんだよ!」に至る筋書。
どの本を見ても基本的に共通しているのが「骨盤の扱い」について。
骨盤の動きが「腸骨・仙骨」が1セット扱いになっていて、骨盤の動きが軸回転のみなのだ。つまりはどの書籍においても「骨盤を使って股関節で動け」という事しか言っていない。しかし、その「歩き方の説明」だけはやたら具体的でイラスト付きなのである。
- 右足を振り出した時に左足はうんたらかんたら
- 右足が着地をする前に左足はうんたらかんたら
- 蹴りだす足のつま先は力を抜き、決して蹴り出さない
等など、事細かに解説をしてくれている。これ読んでキチンと歩ける人は皆無だろうと思う。意識し過ぎて歩く結果「見た目だけしっかり」の似て非なるものが仕上がるだろう。というか、股関節扱うからせめて骨盤のPI~ASの動きは取り入れてやれや。できたら仙骨も入れてやってくれや。そこ大事やろ。
「知らない」って事は怖い
今回「歩行と走行は同じ線上にあるんじゃないのか」という疑問を自分なりに整理したくて読み漁った訳だが、自分の仮説には納得がいったものの、書籍の内容には正直驚いた。酷いと思う。どんだけ皆フォアフット大好きなんだよ。
何も知らない状態でこの一般書に触れたらどうなるか。「そういうものなのか」「そうなのか」とスッと入り込むと思います。これはもう「伝える側の問題」だと思う。知らない相手の「無知」に乗っかるのはやはり良くない。
患者さんに伝える側の責任として更に学ばなければと気を引き締めた次第である。
結局は「正解探しの途中」という事。
歩行と走行について、色んな意見や考え方が飛び交っているが、確かな事は「今は誰もが正解を模索している」という段階にあるという事。それをまず読み手に伝えるべきじゃないかなと思う。どの本も「これが最新の方法」「これが正解」と自信満々に謳っているが、実際は「1つのチャレンジ」に過ぎない訳で、正解かどうかは神様にしかわからないのだ。
だったら「俺のスタイルだ!」と持論であるとはっきり伝えていく方が余程潔いし信頼に足ると個人的には思う。
自院紹介
カイロプラクティック志塾のこの記事はトシオとイクミの俊カイロプラクティック院を切り盛りしている粒コーンが書いています。摂津/吹田/千里丘で産後の骨盤矯正しています。
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