
全国800万人のカイロプラクティック志塾ファンの皆さん、こんにちは。講師の粒コーンです。
今回はセミナー巡りに邁進する友人と会った時に思った事を少し紹介します。
セミナー巡りをする先生もいるが
最近、知り合いの先生と久しぶりに会った時の事。
- 「休みの度にセミナー巡ってるぜ!」
- 「あのセミナー熱いぜ!」
- 「行く度に出会いとレベルアップを感じるんだ!」
なんて最高に暑苦しい言葉をガトリング砲の様に浴びせられた。そんな時、僕が掛ける言葉は決まっている。
「お前、本当にすげーな!!」
これで相手はイチコロだ。気持ち良くなってセミナーのテクから好きな子の名前まで教えてくれる。
最近は彼だけじゃない。何かとセミナー巡りで「自分を高めようとする先生」がとにかく多い。
まぁ、今に始まった風潮では無いんだけど。
最高の閃きは「臨床」にしかない
セミナー巡りをする先生は大きく二つに分かれる。
- 今、目の前の壁にぶつかっている所。
- 「参加した」という拍付けに回っている
前者に関しては「答えを求めて彷徨うタイプ」に多い。「どうすりゃいいんだ!」と困っている状況だ。
後者に関しては「自身のブランド化」が目的であり、海外の大学で行う「解剖学セミナー」なんかはその代表例だ。誰もが口を揃えて「イメージが実際に浮かぶ様になった」と言う。
ありゃ嘘だ。
人間関係を壊す覚悟があるなら「解剖学セミナー」に参加した友人に聞いてみるといい。
「どんなイメージがどう浮かぶの?」と。
ヤカンピーとなって必死に喋りまくる友人を目にする事だろう。
何が言いたいかと言うと「答えは常に臨床の中にある」という事。
どうしてもAさんの症状が取れない。それで困ってセミナーに参加するくらいならAさんが許す限りの「延長戦」に臨んでAさんの身体から直接学べばいい。
Aさんだって「症状を何とかしたい」と来ているのだ。時間が許す限り付き合ってくれる。付き合ってくれないならAさんはきっと他の院にどうせ流れる。気にしなくていい。
何処に答えがある?恥も外聞もへったくれもない状況で苦しみぬいた先に「奴はおりてくる」
経験から言うと1周回って元の位置に戻った時にやってくる。
そう、多くの場合は答えは既に足元にあるのだ。ただ、自分には見えていなかっただけで。
自分の都合で施術を区切らない
施術の時間枠が30分だから30分で取り切れなかったら「次の予約入れてって」としている院は日本中に溢れている。そんな「ありふれた対応」をしていたらいつまで経っても「頭1つ抜き出る」事なんてできやしない。
- 次の患者さんが待っているから?
- 不公平な対応はできない?
さっきから何を言っているんだ?自分の都合を患者さんに押し付けるんじゃない。その方法は患者さんがいつか気付く。
「父性の原則」
医療界に根付くこの原則がまだ生きてるから通用するだけなのだ。
お金を頂いて勉強をさせてもらっている。そんな状況でなお自分の都合を押し付けるなんてアホである。
そういう患者さんがいる場合は、迷わず後ろの枠を開けておこう。そして無料延長してでも徹底的に患者さんの身体と向き合おう。
言い訳を作って「自分が乗り越えるべき壁」から逃げていると、産後の骨盤矯正を専門にして「動きまくる骨盤」を日々相手にする施術家の様になる。
それすなわち「儲かるが進歩の無い行き止まり」なのだ。
志塾の塾生はその道を進んじゃイカンと思う。いや、実際は選ぶのは自由なんだけど。
自院紹介
カイロプラクティック志塾のこの記事はトシオとイクミの俊カイロプラクティック院を切り盛りしている粒コーンが書いています。
吹田/摂津/千里丘で腰痛や肩こりでお困りの方はお気軽に。
最近は紹介が回り出したせいか、休みがリアルに無くなってきました。嬉しい悲鳴ですが、1日の半分が新患とかになると神経擦り減らすのでとても疲れます。でも、相互理解が根治の一歩なのだ。喋らなくてはなるまい。あんな事もこんな事も。
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