梅雨真っ最中の7月3日、朝の徘徊途中普段はこの徘徊コースを通らないのだが、なにかに引き寄せられたかアライグマなどの害獣を捕獲するワナのカゴに野良ネコたち(2匹)が捕獲されている現場に遭遇した。
3兄弟なのか1匹はカゴの上でワナにまんまとはまってしまった兄弟を助けようとしていた。
よく「ネコの手も借りたい」という表現があるが、ネコの手ではこのカゴは開けられない。
こいつらが何か良くない悪さをしでかして捕獲してやろうとか、またアライグマなどを捕獲しようと仕掛けられたものかはわからないが、この日は午後から雨の予報、脱出させてやりたい。
野良ネコ写真家はそう思った。
野良ネコを主体に撮影している有名な写真家はいるけどな。
このカゴじたいの仕組みは単純なんだろうけれど、初めて触るものなのでしばらくいじっていたがものの1,2分で扉は開いた。
「はやくでろ!もう二度と入ってはいけない」
2匹のネコは開放された。
去り際にそいつらは出てきて、こっちに向かって「ありがとうやで~」と言っているように聞こえた。
猫の恩返しには期待はしていない。
とにかく野良ネコを愛する自称写真家は満足して去っていくのであった。
野良ネコはとにかく写真に収めにくい。
警戒心が半端ないし、スマホを向けるとほぼ逃げてしまう。
某有名野良ネコ写真家は警戒心が解けるまで時間を要するらしいのだが、テキトー偶然似撮れたらいい自称写真家はスマホしかないし時間もない(本当は時間はあるのだが待つということができない)。
せいぜいこんな写真しか撮影できない。
人間はネコよりは知能は発達しているだろうが、罠にはまらいということはありえない。