一日10キロほど徘徊していると(目的もなく歩くウォーキングとかではない、脳を活性化する老化した者が人間の原点を取り戻す徘徊である)当たり前だがクツの裏はすり減る。
写真は安物のクツを4ヶ月履きつくした結果の靴底である。
少々値が張ったクツでも一日に10キロも歩き倒せば靴底は減る。
ダンロップなどのタイヤメーカーのクツなんかでも同じことである。
車のタイヤもすり減るもんね。
だいたい靴底が減ってクツがダメにならないとクツは売れない。
靴裏が鉄のクツなんか減りにくいだろうけど、歩きにくそうであるし、クツ自体が重いんだろう。
鉄下駄
その昔、昔といっても半世紀ほど前。
柔道がブームで柔道家は足腰を鍛え上げるのに「鉄下駄」という下駄を履いて「うさぎ跳び」なんかをした。
しかしスポーツ店なんかでも普通に販売されていた「鉄下駄」なる代物は素材が鉄ではなく、鋳物で作られていたもので、アスファルトの道路を走ったりするとすぐに真っ二つに破れてしまったのである。
江戸時代は草鞋だったんだよ
現代の人類が歩きやすいように、またアスリートのために走ることを追求して作られたクツがなかった江戸時代の移動する手段の履物は米を収穫したあとのワラで編んだ草鞋という履物だったんだよ。
二足三文の草鞋
江戸時代のどのあたりの価格なのかは定かでないが、草鞋は一日歩くのに二足必要。
そらそうやろ元々がワラを編んで作った江戸時代の庶民の生産物。
昔の人はそんな物で足の裏なんか痛くなかったのであろうか?
多分青竹踏みとか罰ゲームの足裏マッサージなんて屁でもない足の裏に鍛え上がられていたんだろうなあ。
草鞋なんて過去のモノなのであるけど、なんで現在AmazonやRAKUTENで販売しているのかようわからん。
二束三文とは
売値が非常に安いこと、いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ることの意味。
投げ売り。
そのむかし昔、草履は、二足でわずか三文の値段で売られていたことからによるらしい。
ネットで販売されている草鞋は千円以上はするけれど。
水セッタ
この記事とは関係ないかもしれないが、紀州の方では今ではビーチサンダル、その他そういうたぐいのサンダルを「水セッタ」と言うんですよ。