あまり見られることもない、好評でもない、伏見の見どころシリーズ、この日は雨が降り出してきたので、中止にしようかと思いましたが、
たまたま志塾に行く大鳥居を超えたあたりで、塾生のまっちゃんと出会ったので、御香宮神社に参拝することにした。
御香宮神社
御香宮神社の表門は昔の伏見城大手門で、国指定重要文化財。
1622年に初代水戸藩主徳川頼房が伏見城の大手門を拝領して寄進した。
桃山時代の豪壮な構えは伏見城の大手門たる貫禄を示している。
表門入って右側にまずお参り、ここは天満宮と書かれてあるがとにかく参る。
そこにはかつての伏見城の残石が。
「キケンですから、ここでは遊ばないでください」という看板がある。
とくにここでは遊ぶ理由がない、まっちゃんは伏見城の石垣に感激!!
拝殿は京都府指定文化財になっており、1625年初代紀州藩主徳川頼宣の寄進。
神社の作法、2礼2拝1礼
神社にお参りしたら、手を清めなければと見渡したところ、拝殿奥、向かって左手に御香水があった。
伏見の七名水の一つで、徳川頼宣、義直の各公は、この水を産湯として使われたらしい。
1985年京の名水の代表として「名水百選」に認定されている。
まっちゃんに飲んだらいかんよ、と言っておいたけど、飲んだのか?
左手から順に右手を洗う、これはお参りする前にしておく儀式。
御香宮神社歴史
御香宮神社
日本第一安産守護之大神として広く崇められている神功皇后を主祭神として、仲哀天皇、応神天皇他六柱の神をまつる。
初めは「御諸神社」と称したが、平安時代貞観四年(862)九月九日に、この境内から「香」の良い水が湧き出たので、清和天皇よりその奇瑞によって「御香宮」の名を賜った。
豊臣秀吉は天正一八年(1590)願文と太刀(重要文化財)を献じてその成功を祈り、やがて伏見築城に際して、城中に鬼門除けの神として勧請し、社領三百石を献じた。
その後、徳川家康は慶長十年(1605)に、元の地に本殿を造営し社領三百石を献じた。
慶応四年(1868)正月、伏見鳥羽の戦いには、伏見奉行所に幕軍が據り、当社は官軍(薩摩藩)の屯所となったが、幸にして戦火は免れた。
10月の神幸祭は、伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ、古来「伏見祭」と称せられ、今も洛南随一の大祭として聞こえている。
御祭神
神功皇后(じんぐうこうごう)
御利益
安産 子育て 開運厄除
御香宮神社アクセス
京阪電車…伏見桃山駅下車
近鉄京都線…桃山御陵前下車
JR奈良線…桃山駅下車
いずれも徒歩5分以内