2021/1/24に向けて
8期生基礎科の皆様は教科書の以下の範囲に目を通しておいて下さい。
解剖学ー第2版ー
P8
- (2)遺伝子 の部分のみ
タンパク質とは
- 人体を構成する重要な物質である。
- 運動・代謝などの人体活動を支えているのは「酵素」である。
- 「酵素」もまたタンパク質からできている
- タンパク質は20種類のアミノ酸が「特定のアミノ配列」によって結合している。
- ペプチド結合:※ペプチドとはアミノ酸が2~50個集まったもの。
- タンパク質にはなっていないアミノ酸の結合体。
- ペプチドが沢山集まるとポリペプチド。そのポリペプチドの結合体が「タンパク質」
- ポリペプチドは50個未満、タンパク質は50個以上の結合体。
- ペプチド結合:※ペプチドとはアミノ酸が2~50個集まったもの。
- アミノ配列の情報は遺伝子にあり、遺伝情報を発現する為に必要なものは「酵素」である。
- AGCT塩基配列がアミノ酸を指定する。
- 3つの文字の組み合わせからなる。
P13
- ■2) 結合組織
- (1)繊維性結合組織 の部分まで
結合組織について
- 細胞・組織・器官の「隙間を埋める・支える・結合する」為の組織
- 密性:繊維が平行・交叉し、更には繊維だらけなので引っ張りに強い。
- 疎性:繊維は疎らで不規則、隙間に細胞がぎっしり。柔軟性はあるが切れやすい
- 繊維の種類
- 膠原
- 腱
- 引っ張りに強い強靭な繊維
- 密度が高くなると白い輝きを持つ⇒腱組織。
- 伸びないが、ちぎれる
- 細網
- 膠原繊維が疎性結合をしている
- 体液循環に適している
- 胸腺・リンパ節・骨髄・脾臓などに存在
- 弾性
- 靭帯や血管壁
- 引っ張ると2倍に伸びる
- 塑性で引っ張りすぎると戻らない
- 密度が高くなると黄色を見せる
- 膠原
P16
- (3) 骨組織
- A)骨基質まで
- B)骨の細胞
骨組織
- 骨基質と骨細胞からなる
- 骨基質:膠原繊維+リン酸カルシウム
- 常にリモデリング
- 破壊と再生が循環している
- 骨芽細胞
- 基質小胞が酵素の役割を果たす
- リン酸とカルシウムを引き寄せる
- 基質小胞が酵素の役割を果たす
- 破骨細胞
- かさぶたみたいなもの
- 骨側に突起があり、そこから水素イオンを放出
- 破骨細胞と骨の間は強い酸性となる。
- 骨に含まれるカルシウムが酸で溶かされる=破骨
- 更にカテプシン酵素によって膠原繊維も分解する=破骨
- 破骨細胞は一定量破壊すると移動する。
- 骨膜
- 関節軟骨に覆われた関節面を除いて骨膜が骨を覆う
- 骨膜には血管・神経が豊富にある。
- 骨には神経が無いが、その表面には集中している
- 神経
- 骨膜・関節包には感覚神経が豊富に分布している。
P20
- F)関節
- ②関節包
関節
- 骨と骨が関節腔を隔てて可動性に連結している部位
- 2つの骨の骨膜は互いに連なる=関節包
- 関節包とは連結した骨膜
- 関節包の内側は滑液で満たされている。
- 関節包=連結した骨膜は滑液を満たす空間の仕切り板といえる。
- 関節軟骨
- 関節腔に面する骨表面は薄い軟骨層となる=関節軟骨
- 骨膜が無いので滑液に直接浸される。
- 骨質に接している関節軟骨の基質は石灰化を起こす。=骨化
- 関節腔に面する骨表面は薄い軟骨層となる=関節軟骨
- 関節包
- 骨膜
- 繊維膜:外側:膠原繊維による強靭な膜
- 滑膜:内側:滑液分泌
- 滑液は栄養循環の運び屋であり環境であり、関節内のオイルでもある。
- 捻挫:外部からの力が関節の正常な運動範囲を超えた時に起こる。
- 関節円板:半月板などの緩衝材
P21
- (4)血液とリンパ
体液の基本
- 血液:血球と血漿からなる
- 血球:45%
- 血球の99%は赤血球
- 1%が血小板と白血球
- 白血球:免疫
- 血小板:血栓作成による損傷保護
- 血漿:55%
- 8%は血漿タンパク質
- 全身へのタンパク輸送を行う
- 血液凝固や免疫系の働きも
- 血球:45%
P22
- ■3) 筋組織
- (1) 平滑筋
- (2) 骨格筋
- (3) 心筋
筋肉の基本
- 収縮能が特に発達した細胞組織
- 収縮・弛緩を繰り返す【×】
- 収縮するかしないかの2択しかない。
- 収縮・弛緩を繰り返す【×】
- 骨格筋
- 一般的な筋肉
- 随意筋
- 平滑筋
- 内臓や血管を構成する筋肉
- 不随意筋
- 自律神経の支配
- 心筋
- 自律神経の支配
P24
- 4) 神経組織
- (1) 神経細胞
- ① 活動電位
- ② シナプス
- (2) 神経膠細胞(グリア細胞)
- (1) 神経細胞
神経組織の基本
- 情報伝達を行う組織
- 神経細胞:ニューロン
- 1個の細胞体と軸索・樹状突起からなる
- 活動電位
- 細胞外:ナトリウム(プラス荷電)
- 細胞内:カリウム(マイナス荷電)
- 静止電位:脱分極
- ナトリウムーカリウムポンプ稼働で荷電変化が起こる=通電
- 電位発生:細胞内のプラス荷電
- シナプス活動はカルシウムイオンがきっかけとなる
P26
- 3.体表構造(皮膚)
- ■1) 皮膚の表面積
- ■2) 皮膚の構造
- (1) 表皮
- (2) 真皮
- (3) 皮下組織
- ■3) 皮膚の神経・血管
- (1) 神経
- (2) 血管
体表構造:皮膚
- 表皮・真皮・皮下組織の3層構造
- 皮膚とは「表皮+真皮」が本体
- 平均2㎜
- 表皮:0.1㎜
- 真皮:1.9㎜
- 平均2㎜
- 表皮
- 皮膚表面の丈夫な上皮組織
- 角化した重要扁平上皮がその正体
- 角化:細胞内にケラチンタンパクが蓄積して細胞が固くなる現象
- 表皮最深層の上皮細胞は4週間で表層から垢として剥離する。
- ターンオーバー
- 表皮構造
- 基底層(深)
- 有棘層
- 顆粒層
- 淡明層
- 角質層(浅)
- 全ての化粧品は「角質層」までの浸透。
- 皮膚表面の丈夫な上皮組織
- 真皮
- 太い膠原繊維が交錯する丈夫な層
- 表皮の裏打ち担当でもある
- 加齢によって真皮の膠原繊維が増加、弾性繊維は変性・断裂し、間質の水分は減少。
- 皮膚は弾力性を失い、たるみ、しわを生じる。
- 皮下組織
- 疎性結合組織
- 皮膚と骨格、筋肉を緩やかに繋げる
- 脂肪細胞が中心
- 保温・クッションの役割
皮膚の神経・血管
- 皮膚血管
- 心拍出量の5%
- 体熱放散を担う
- 皮膚血流量は外気温変化によって20倍の振れ幅が起こる
- 真皮乳頭は血管を持たない表皮に栄養を与える役割を持つ
人体の区分と方向
- 矢状面
- 前額面/前頭面
- 水平面
脊柱モーション・パルペーション
第2章 モーション・パルペーション概論
- P19ー65
P22:1.各椎骨の可動性
- MP:各椎骨の運動性・可動性を確認できる
- 整形外科的脊柱運動検査:複数の椎骨をまとめて確認する
- 例:C・T・Cをそれぞれユニット化する
- 代償性を見落としてしまう
- 「病院では異常なし」の原因
- MPの注意点
- 必ず上下左右の関節の可動性を確認する事
- 比較検討する事が大事
- 必ず上下左右の関節の可動性を確認する事
P22:2.可動性減少関節
- 椎骨の可動性が減少/消失している状態:フィクセーション(Fix)
- 可動性が減少/消失している関節:hypomobile joint
- Fixはあくまで生理的関節運動範囲内での可動性異常
- 癒着、変形などの病理学的な問題は含まない。
- Fixの原因
- 筋肉の拘縮
- 靭帯の張力低下
- 関節包の張力低下
- 関節の腫脹
- Fixによる疼痛は「運動を行う時」に顕現する。
- 特定の姿勢維持では痛みは出ない。
- 必ず関節の動きを伴う
- Fix関節が急激に伸張された時に起こる
- MPは基本他動運動でおこなう。
- jont playでの制限を見る為
- アジャストはFixが確認された関節でのみ行うべき
- 決して「不正列」を判断基準としてはならない
- これが日本中で大ブーム
- 決して「不正列」を判断基準としてはならない
P27:3.可動性亢進関節
- 可動性亢進関節:Hypermobile joint
- 生理学的運動範囲内で椎骨の可動性が異常に増加している関節
- 靭帯、関節嚢、腱断裂等とは区別すべき
- え?
- 関節の過伸張、職業病、長期間を経過したむち打ちによる関節の慢性過伸張、筋肉の弱化である。
- 靭帯、関節嚢、腱断裂等とは区別すべき
- 生理学的運動範囲内で椎骨の可動性が異常に増加している関節
- ヨガ・体操選手の関節
- 訓練によって関節が柔軟性を増した為であり決して異常ではない。
- 問題はその関節には何が起こっているか?
- 何がその柔軟性を担保しているのか?
- 訓練によって関節が柔軟性を増した為であり決して異常ではない。
- 可動性に富んだ正常関節は「Joint play」の最終点でも痛みは出ない
- 可動性亢進関節は「Joint play」の最終点までに痛みが出る
- 関節靭帯や関節嚢が限度以上に伸長された時に起こる。
- 靭帯や関節嚢には神経が走っているのか?要チェック
- 正常な可動性に富んだ関節は靭帯や関節嚢が限度を超えて柔軟という事か
- それは果たして正常と言えるのか?
- 関節靭帯や関節嚢が限度以上に伸長された時に起こる。
- 可動性減少関節の疼痛:身体の動きに伴って起こる
- 疼痛の発生する関節に可動性が感じられない
- 可動性亢進関節の疼痛:長時間同じ様な姿勢を取っている場合に起こる
- 疼痛の発生する関節に可動性が感じられる
- 可動性亢進の関節はアジャスト対象外
- 殆ど効果が無い
- 悪化はありうる
P30.1次性サブラクセーション、2次性サブラクセーション
- 矯正対象のサブラクセーション:一次性サブラクセーション
- major
- 不正列+Fix+疼痛を伴う。
- 矯正対象外のサブラクセーション:二次性サブラクセーション
- minor
- 代償性サブラクセーション※カンパーセーションともいう
- 不正列のみ
P33.筋拘縮による脊柱サブラクセーション
- 筋肉の拘縮による影響
- 起始・停止部は筋肉の中央に向かって引かれる。?
- 起始部、停止部に位置する椎骨は筋肉の中央に引き込まれる。?
- 筋肉の拘縮によるFixの特徴
- 自動運動範囲の最初から他動運動限界の最後まで全く可動性が無い。
- 一般的に二次性サブラクセーションである
- 関節靭帯や関節嚢の短少による可動性変化は?
- 自動運動範囲は可動性を感じる
- Joint playでは可動性減少が感じられる
P37.リスティング
- リスティングとは何か?
- サブラクセーションを3次元方向に記号化したもの。
- 1.パーマー型(フルスパイン)
- ガンステッド型
- 棘突起基準
- 2.ナショナル型(ディバーシファイド)
- 横突起基準
P38.(1)フルスパインリスティングとMP
- リスティングの順番は確定している
- 1.後方変位(P)
- 2.回旋変位(LR)
- 3.側屈変位(SI)
P62.カイロプラクティック・アジャストメントの方向
- アジャストの方向性
- Fixが最も大きく感じられる方向
- 全く動かないケースも多い
- 関節面に沿って力を伝える
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