全国800万人のハッシーファンの皆さんこんにちは。摂津/吹田/千里丘でヘルニアや坐骨神経痛でお困りの方はお気軽に。
粒コーンです。

行くぜ下肢の道へ!
今日は新たなカパンジー「下肢編」のスタートです
P2-3:股関節
- 股関節は後肢近位関節だったが、下肢の付け根の関節となった
- 肩関節は前肢近位関節だったが、上肢の付け根の関節となった
- 股関節は単一関節であり、下肢の方向性と支持の機能を担っている
- 人体の中で最も脱臼しにくい、安定した関節だが、代償として運動性を失った。
- 最も発展した人工関節の部位だが、未だに問題を多く抱えている状態。1
P4-5:股関節、下肢の付け根の関節
- 股関節には3つの運動軸と自由度がある
- 1.横断軸XOX
- 前額面にあり屈曲・伸展を担う
- 2.前後軸YOY
- 矢状面にあり外転・内転を担う
- 3.垂直軸OZ
- 下肢の長軸ORと一致、内旋・外旋
- 股関節は真の複合関節である
- 肩甲上腕関節
- 被膜が最小限(安定性を犠牲にしている)
- 関節の可動性が非常に大きい
- 常に重力による牽引が掛かっている。
- 股関節
- 被膜が非常に大きく多い(運動性を犠牲にしている)
- 安定性が非常に高い
- 腰椎による代償作用で運動性をカバー(連動?)
- 体重を支えている為、常に圧迫下にある関節
- 外転における「コッドマンの逆説」は下肢には存在しない
- 肩甲上腕関節
P6-7:股関節の屈曲運動
- 股関節の自動屈曲<他動屈曲
- 自動は主動ー拮抗作用が働くから
- 股関節の自動屈曲
- 膝屈曲時:120°
- 膝伸展時:90°
- 大腿四頭筋の運動参加のレベル
- ハムストリングスの弛緩レベル
- 股関節の他動屈曲
- 可動域は常に120°突破
- 屈曲時:145°
- 伸展時:120°越え
- 腰椎の代償追加の場合
- 左右の膝を屈曲
- 他動的運動
- 大腿前面は体幹に接触する
- 股関節屈曲による腰椎前弯の立て直しが発生、腰椎の代償作用によって可動域が上がった様に見える
- 骨盤の後傾/腰椎の後弯によるしなりが参加している
- 純粋な股関節の運動ではない
- 股関節屈曲による腰椎前弯の立て直しが発生、腰椎の代償作用によって可動域が上がった様に見える
P8-9:股関節の伸展運動
- 股関節の伸展動作は非常に小さい(屈曲に比べて)
- 股関節前面の強力な靭帯:腸骨大腿靭帯による弾性制限の為
- 自動伸展
- 膝伸展時:20°
- 膝屈曲時:10°
- ハムストリングスが運動参加できていない。膝屈曲に使われている為
- 他動伸展
- 前方踏み出しを入れても20°
- 下肢を上肢を使って引っ張って30°
- 股関節の伸展について
- 腰椎の過剰前弯/骨盤の前傾(AS)によって著しく増強される
- 柔軟性とBertin靭帯
- 体操選手、バレェ選手の柔軟性は股関節単体の柔軟性ではない
- Bertin靭帯の柔軟性によって「腰椎過剰前弯・骨盤前傾」によって生み出された「チェーン構造」である。
P10-11:股関節の外転運動
- 下肢を直接外に向け矢状面から遠ざける運動
- 30°以上は間違いなく左右セット
- 片側の股関節の外転はもう一方の股関節の等しい外転を伴っている。
- 30°以上ではっきりと確認される
- 30°の時点で左右15°ずつの外転を起こしている。
- 最大外転角度90°の場合
- 45°+45°の合計90°
- 脊柱は荷重側(軸足側)凸の側弯を起こす
- 軸側に側屈からの返しの側屈で荷重側凸を生む
- 骨盤自体は荷重側に45°の傾きを見せる
- 少なくとも外転に関しては股関節の運動に脊柱が関わっている事は間違いない
- 外転と骨性衝突
- 臼蓋縁と大腿骨頭の骨性衝突の為、外転は物理的上限位置が存在する。
- 実際はその手前で内転筋や腸骨大腿靭帯が介入してブレーキがかかる
- ダンサーの股関節の角度
- Bertin靭帯の弛緩
- 腰椎の過剰前弯
- 骨盤の前傾
- 股関節の外旋屈曲による骨性ブレーキの緩和化
- 純粋な外転運動とは言えない。非常に関節への負担が大きい動作。
P12-13:股関節の内転運動
- 下肢を内側に向け、矢状面に近付ける動き
- 純粋な内転運動は存在しない
- 外転位置から内転する「相対的内転運動」が基本
- 体側の股関節の外転を伴った内転運動
- 休めのポーズ
- 骨盤傾斜と脊柱側屈がセットの運動
- 複合内転運動は30°
- 足組
- 屈曲+内転+外旋
- 最も不安定で脱臼しやすい
- 最強の前面靭帯を弛緩状態に
P14-15:股関節の長軸回旋運動
- 内旋:爪先を内側へ向ける
- 外旋:爪先を外側へ向ける
- 膝が完全伸展の場合は膝の回旋運動は存在しない
- 膝伸展時は股関節の回旋運動のみ。
- 伏臥位検査※膝屈曲
- 外側(内旋):30-40°
- 内側(外旋):60°
- 座位検査
- 外旋(足裏:内へ):60°以上
- 股関節外旋運動を制限する靭帯が股関節屈曲により弛緩している為、伏臥位より大きくなる
- 内旋(足裏:外へ):30-40°
- 外旋(足裏:内へ):60°以上
- 胡坐の肢位
- 90°以上の外旋
- 屈曲
- 外転
- 回旋可動域は「大腿骨頸部」の前捻に依存している。
- 前捻は幼児は大きい
- 幼児X脚の原因
- アヒル座りはさせない方が良い
- X脚を姿勢矯正しているだけ
- 大腿骨頸部の成長を妨げている
- 過剰前捻は股関節の安定性を壊す
- なので胡坐が良い。
- 前捻は幼児は大きい
P16-17:股関節の分回し運動
- イラストだけ見てたらいい
P18-19:大腿骨頭と臼蓋の方向性
- 股関節は球関節
- 大腿骨頭は直径4~5㎝
- 骨幹と繋がる
- 大腿骨頸部が橋渡し
- 前上方に走る
- 骨幹から125°の角度
- 前額面に対して内側・前方開きの前捻角を形成している
- 大腿骨頭中心部より後方に下肢は多く存在する
- O脚的、安定性優先の構造
- 股関節の機能的適応
- 細身型
- 頸体角:125°の25°
- 骨幹部:細い
- 骨盤:小さく高い
- 関節可動域:広い
- 走る速度への対応
- がっしり型
- 頸体角:110°の10°
- 骨幹部:太い
- 骨盤:どっしり幅広
- 関節可動域:狭い
- 関節:頑丈
- 力に対応している
- 結果としての数値に対する解釈が著者によってバラバラである
P20-21:関節面の関係
- 立位+股関節ニュートラル:大腿骨頭は臼蓋に完全にハマっている訳では無い。
- 前方上方がむき出し
- 大腿骨頭部軸が「上・前・内方」を向いている
- 臼蓋の軸は「下・前・外方」を向いている。
- 凸と凹が一致していないという事
- 説明は複雑なので読み飛ばして良い
- 関節面の一致に必要な運動要素3つ
- 1.約90°の屈曲
- 2.軽度の外転
- 3.軽度の外旋
- 個人的には内旋・内転では?と思うが違うのか?
- 四つ足動物の立位で一致する。
- ただし、4つ足動物の骨盤と今の人間の骨盤は既に形が違う。
- 一概に比較対象にして良いのかどうか。
P22-23:大腿骨と骨盤の構造
- 骨盤帯の構造
- 骨盤輪の完全閉鎖の場合
- 腰椎からの垂直応力を分配する
- 1.左右の股関節へ
- 2.耳状面を経由して「臼蓋」「坐骨」へ更に分散させる。
- 腰椎からの垂直応力を分配する
- 骨盤輪の完全閉鎖の場合
P24-25:関節唇と大腿骨頭靭帯
- 大腿骨頭靭帯:45㎏荷重
- 大腿骨:300㎏
- 腰椎700㎏
- 正常な椎体は600㎏
- 筋肉の力:1cm×1cm断面で4㎏
P26-27:股関節の関節包
- 解剖学のお話のみで運動生理については特に記載なし
- 内転時は靭帯性のブレーキ
- 外転時は関節唇を介して臼蓋蓋に大腿骨頸部が衝突する
- 外転は物理的なブロックが掛かる
- 極端な屈曲位では頸部の前上方部分が臼蓋縁に衝突
P28-29:股関節の靭帯
- 股関節には強力な靭帯が備わっている
- 腸骨大腿靭帯(Bertin靭帯)
- 上方繊維束:関節靭帯最強の靭帯(8~10mmの厚さ)
- 大腿骨近位端
- 小殿筋の停止
- 外側広筋の起始
- 小殿筋・大腿直筋が関わる靭帯とも癒合
- 恥骨大腿靭帯
- 坐骨大腿靭帯
- 後面唯一の靭帯
- 外閉鎖筋と繋がる
- 靭帯の構造
- 4足から2足への移行の際に起きた変化
- 股関節の伸展にあわせて靭帯が大腿骨に巻き付いた
- 腸骨から大腿骨に向けて時計回りに巻き付いている。
- 股関節伸展で靭帯による「押し付け」効果が高まる
- 股関節屈曲で人体におる「押し付け」効果が緩まる
- 足を組めば猫背は起こりやすい?
P30-31:屈曲ー伸展における靭帯の役割
- 中間位の場合、靭帯は中程度に緊張している
- 股関節の伸展運動
- 腸骨大腿靭帯IF
- 上方繊維束IP:緊張
- 下方繊維束Ip:緊張(非常に強い緊張)
- 恥骨大腿靭帯PF:緊張
- 坐骨大腿靭帯IsF:緊張
- 腸骨大腿靭帯IF
- 股関節の屈曲運動
- 腸骨大腿靭帯IF
- 上方繊維束IP:弛緩
- 下方繊維束Ip:弛緩
- 恥骨大腿靭帯PF:弛緩
- 坐骨大腿靭帯IsF:弛緩
- 腸骨大腿靭帯IF
P32-33:外旋ー内旋における靭帯の役割
- 股関節の外旋時
- 股関節の前面を走る靭帯は全てが緊張する
- 股関節の後面を走る靭帯は全てが弛緩する
- 股関節の内旋時
- 股関節の前面を走る靭帯は全てが弛緩する
- 股関節の後面を走る靭帯は全てが緊張する
- 股関節の外旋運動
- 上方繊維束IP:緊張
- 恥骨大腿靭帯PF:緊張
- 下方繊維束Ip:緊張
- 坐骨大腿靭帯IsF:弛緩
- 股関節の内旋運動
- 上方繊維束IP:弛緩
- 恥骨大腿靭帯PF:弛緩
- 下方繊維束Ip:弛緩
- 坐骨大腿靭帯IsF:緊張
- 股関節伸展時
- 下方繊維束Ip:非常に強い緊張
P34-35:内転ー外転における靭帯の役割
- 股関節の内転運動
- 上方繊維束IP:緊張
- 恥骨大腿靭帯PF:弛緩
- 下方繊維束Ip:弛緩
- 坐骨大腿靭帯IsF:弛緩
- 股関節の外転運動
- 上方繊維束IP:弛緩
- 恥骨大腿靭帯PF:緊張
- 下方繊維束Ip:緊張
- 坐骨大腿靭帯IsF:緊張
P36-37:大腿骨頭靭帯の生理学
- 大腿骨頭靭帯は遺残物であり股関節の運動制限には関わらない
- 大腿骨頭靭帯の動脈は股関節への血液供給の要
P38-39:股関節の適合性因子
- 肩甲上腕関節は重力が脱臼方向へと働く
- 股関節は立位において重力が助けとなる
- 股関節と大腿骨頭の接触面に重力と反力がぶつかりあって拮抗安定している
- 大気圧は股関節の重要な適応因子
- 股関節内は真空状態で「陰圧」となっている
- 常に外から押し付けられている状態
- 引っ張り出すのはほぼ不可能
- 股関節に小さな穴が空けば一瞬で脱臼する。
- 大腿骨頭と下肢の重みで十分脱臼する
- 孔を通して圧が抜ける、入り込む
- 股関節内は真空状態で「陰圧」となっている
- 股関節の前方:
- 筋肉は弱い
- 靭帯は強い
- 股関節の後方
- 筋肉は強い
- 靭帯は弱い
- 股関節の靭帯
- 伸展時に最も緊張
- 屈曲時に最も弛緩
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