カパンジー機能解剖学Ⅲ【第5章】:頚椎後編

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粒コーン

来たぜ頚椎!

今日はカパンジー機能解剖学Ⅲ【第5章】:頚椎後編となります。

カパンジー機能解剖学Ⅲ【第5章】:頚椎後編

P246-247:頭部と頚椎の前屈

  • 前屈は前方の筋に依存する
    • 上位頸椎レベル
      • 前頭直筋と頭長筋が環椎後頭関節の前屈を担う
      • 頸長筋と頭長筋は隣接下位関節における前屈を担う
        • 頸長筋は頸椎の立て直しと安定化を担う
      • 舌骨上筋群/舌骨下筋群
        • 通常は下顎を引き下げる
        • 下顎が咀嚼筋によってロックされた場合
          • 頭部の前屈
          • 頸椎の胸椎に対する屈曲※頸椎前弯の立て直し
            •  側頭筋が咀嚼筋であるという事実
    • ディジョネット型の頭蓋骨調整では側頭筋がとても重要とされる
      • かみ合わせ、顎関節症、片頭痛、うつに強い施術法だが?
  • 頸椎の立て直しとは:「前弯→後湾」への動き

P248-249:項部の筋群

  • 名称リストみたいなもの
  • 基本4層構造
    • 深層
      • 大後頭直筋
      • 小後頭直筋
      • 上頭斜筋と下頭斜筋
      • 横突棘筋の頸椎部
      • 棘間筋
    • 複合層
      • 頭半棘筋
      • 頭最長筋
    • 板状筋と肩甲挙筋の層
      • 板状筋
      • 肩甲挙筋
    • 表層
      • 僧帽筋
      • 胸鎖乳突筋
  • 肩甲挙筋:回旋筋

全体として

  • 深層を除いて
  • 下・内・後方に斜走し深層に密着
  • 伸展・回旋・収縮側への側屈

表層の一部

  • 前・下・外方に向かう繊維がある
  • 伸展・収縮側への側屈・収縮側と反対の回旋
  • 項部筋:伸展・側屈(収縮側)・回旋(収縮側・収縮の反対側)

共同と拮抗の同居状態

P250-251:後頭下の筋群

  • 生理学は余り知られていない

P252-253:後頭下筋群の作用:側屈と伸展

  • 「下頭斜筋ー横靭帯」は環軸関節をガードするコンビ
    • 下頭斜筋
      • 両側収縮:軸椎に対する環椎の後退+環椎の伸展
  • 4つの後頭下筋の収縮
    • 片側:収縮側への頭部側屈
    • 両側:上位頸椎に対しての頭部の伸展

P254-255:後頭下筋群の回旋作用

  • 頭部回旋
    • 上頭斜筋:収縮→反対側への10°の頭部回旋
    • 大後頭直筋:収縮側への12°の頭部回旋
    • 下頭斜筋:収縮側への12°の頭部回旋
  • 「立て直し筋、復帰の筋」とはつまりは「拮抗筋」を指す。
  • 最初から純粋な運動はなく、常に複雑な「潰し合い」「代償」「拮抗」の果てに1つの運動が生まれている。
    • 運動に限らず免疫ですらそう考えるのが妥当。いわゆる「並列処理」がAIを超える速度で常になされている。

P256-257:項部筋群:第1層と第4層

項部筋群の深層

  • 2つのレベルで構成される
  • 上位:後頭下筋群
  • 下位:横突間筋群
  • 前方下外方へ走行する
  • 両側収縮:頸椎の伸展+過剰前弯
  • 片側収縮:伸展+収縮側への側屈+収縮と反対側への回旋
  • 胸鎖乳突筋に近い
    • 項部筋は1つ1つの頸椎に対して運動を起こす(パーツごと)
    • 胸鎖乳突筋は頸椎全体に対して運動を起こす(ユニット単位)
  • 体全体にはこれと同じ仕組みが多々存在している。
  • 表面上の筋肉の繋がりを「筋膜」「キネティックチェーン」と呼ぶが、階層単位での連動理解が必要という事。
  • それを抜きにすると「大きな勘違い」のまま仮説を組み立てることになる。

僧帽筋

  • 鎖骨に付着している。
    • 鎖骨の外側1/3まで付着
    • 両側収縮:頸椎伸展+頭部伸展
    • 片側収縮:収縮側への側屈+収縮と反対側への回旋
    • 収縮によって肩甲骨+鎖骨が引き上がる
      • 鎖骨固定
      • 首・肩が辛くなる
    • 肩甲骨固定の場合
      • 脇の引き締めの可能性
      • 頸椎の頭部に強力な作用を及ぼす
        • 要は引っ張り込む
      • 1.頸椎の過剰前弯
      • 2.拮抗が強いと固定を起こす
        • 頸椎の安定化ともいえるが、頸椎の固定ともいえる。血流障害が起こりやすい。

収縮動作について

  • 片方収縮:伸展+収縮側への側屈+収縮の反対側への回旋
    • 胸鎖乳突筋との共同筋

P258-259:項部筋群:第2層

  • 脊柱起立筋
    • 片側収縮であっても基本、回旋はない
    • 軽度の側屈までとなる。
  • 頭最長筋
    • 片側収縮:収縮側への頭部の側屈+収縮側への頭部の回旋

P260-261:項部筋群:第3層

  1. 板状筋
  2. 肩甲挙筋

板状筋

  • 僧帽筋の下に位置する
  • 下位6頸椎~上位4胸椎まで付着
  • 両側の収縮:頸椎の過剰前弯をもたらす伸展+頭部の伸展
  • 片側の収縮:伸展+側屈+収縮側への回旋

肩甲挙筋

  • 板状筋の外側に位置する
  • 上位4頸椎の横突起へ付着
    • 下外方へ走行
  • 頸椎が固定の場合:肩甲骨を持ち上げる
  • 肩甲骨が固定の場合:頸椎の動力源となる
    • とはいえ、肩甲骨固定の場合の動力源は他にもいっぱいある
    • 片側収縮:収縮側への側屈+収縮側への回旋
    • 両側収縮:頸椎の過剰前弯をもたらす伸展+頭部の伸展

P262-263:項部筋群による頚椎の伸展

  • 項部筋は頭部・頸椎の伸展筋しかない。
  • 計3グループ

グループ1

  • 横突起から背部へ走行する
    • 後方下方
  • 頸板状筋
  • 肩甲挙筋
  • 頸最長筋+脊柱起立筋の頸椎部
  • 伸展+収縮側への回旋+収縮側への側屈

グループ2

  • 前方下方へ走行
  • 横突間筋
  • 頭半棘筋
  • 頭最長筋・頭板状筋
  • 後頭骨下筋群

グループ3

  • 頸椎に全く付着せず
  • 後頭骨ー乳様突起ー肩甲帯に直接付着している。
    • 僧帽筋
    • 胸鎖乳突筋
    • 両側収縮
      • 頸椎に対する頭部の伸展
      • 胸椎に対する頸椎の屈曲
      • 頸椎に対する頸椎の伸展
        • ※大腰筋と同じ

ポイント

頸椎の矢状面の安定性は永続的な動的平衡に依存している。

  • 1.項部筋の伸展
  • 2.頸椎前面筋の屈曲
  • 前方ー前外側の筋群→斜筋群
    • 斜筋群にメスを入れるとどうなる?永続的な動的平衡にメスを入れる形に

P264-265:椎体前方の筋群と胸鎖乳突筋の共同ー拮抗作用

胸鎖乳突筋

    • 単体での頭部平衡と頸椎安定性の働きは不可
      • 前提条件が幾つかある
      • 1.頸椎の前弯が予め立て直されている
      • 2.頸長筋:頸椎前弯の立て直し筋
      • 3.頭長筋/前頭直筋/外側頭直筋:頸椎前弯の立て直し筋
      • 4.舌骨上筋群/舌骨下筋群:頭部伸展の阻止※前提条件あり
    •  頸椎の安定があって初めて胸椎に対する頸椎の屈曲筋として働ける
      • この前提が無い場合は、前弯の強調、頸椎全体の屈曲をもたらす
      • 腰痛時の大腰筋と同じ動きをする。

P266-267:頚椎の総可動域

  • ×

P268-269:頚椎と中枢神経系との関連

  • 中枢神経の保護について
  • 3つの柱の形成
    • 1.脊髄前方の椎体(主たる柱)
    • 2.脊髄の両側の関節突起:(2つの小柱)
  • 力の配分は軸椎で行う。
    • 頸椎2番は応力の分配者である
      • 後頭ー環椎での分配
      • 環椎ー軸椎での分配

応力の分配

  • 1.前内方への主要な静的応力
    • 軸椎の体部を通過し椎体へ向かう
  • 2.関節突起の小柱へ向かう動的応力
    • 後外方へと向かう
    • 下関節突起へ流れていく

ポイント

  • 下位で最も不安定な頸椎はC5-6であり、前方脱臼が非常に多い。
    • C6の上関節突起がC5の下関節突起に引っ掛かる
  • 負傷者搬送の際には頭部を軸固定し、軽度伸展(張力維持)で運ぶこと。頸椎への負担を極力減らし脊髄損傷を防ぐ

P270-271:頚椎の神経根との関連

  • 頸椎ヘルニアは腰椎ヘルニアに比べて中央よりで起こる
    • 後外側の出口は鉤椎関節によって塞がれている為。
      • 逆を言えば圧の逃げ道が後方しかなく負担が集中しやすい。
      • ヘルニアによる脊髄圧迫のリスクが高い
        • 頸椎ヘルニアは起これば神経障害が重たいケースが多い理由
    • 頸椎部の圧迫は鉤椎関節の関節症が多い。
  • 頸椎の骨棘形成について
    • 前方は鉤椎関節(脊柱管側)
    • 後方は椎間関節(脊柱管側)
    • 前後のサンドイッチが起こりやすい
      • 頸椎症の仕組みがこれ

P272-273:椎骨動脈と頚の血管群

  • 椎骨動脈
    • 横突孔を通過
    • 環椎レベルで90度角度を変える
  • 左右の合流の際、椎骨動脈は歯突起と接触して通過する
  • 1椎体のいかなる配列異常も椎骨動脈を損傷しうる

P274-275:椎弓根の重要性:脊椎の生理学および病理学における役割

      • 椎弓根にスクリューを貫通させる

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